こども園について

歴史

当園の母体は浄土真宗本願寺派正心寺であります。初代住職兼理事長 島見碩道師は時の戦争による荒廃した世相を仏教による保育を行うことによって和らげ、子どもたちを守り育てたいという願いと信念により立ち上げました。

昭和14(1939)年、最初は農繁期の忙しい時期に正心寺本堂を開放し、季節託児所として開設したのがはじまりで、乳飲み子から幼児までみんな仏さまのお膝元、本堂や境内で戯れ遊び育っていきました。

その後昭和32(1957)年に厚生省より認可(厚生労働省)、正心保育園の時代を経て平成31(2019)年度より幼保連携型認定こども園【しょうしん月の森こども園】となります。

しょうしん月の森
  こども園の名前

「月の」はこの地名でもありますが、それだけの意味ではなく、文字通りお月さまのことです。

」の光は柔らかく、あたたかく、私たちを包み込むように優しく照らします。そう、それは仏さまのようです。仏教において月は仏さまの慈愛を表します。

また「月」はこの目に見えなくても、昼も夜も存在します。仏さまの光も、いつでもどこでもどんな時でも私たちを照らし育んでくださいます。仏さまのような月の名前が園名にあります。

」は木々が集まった場所、この地も緑あふれる自然豊かなところです。

木が大きく逞しく成長していくには、支える根がしっかり育たなければなりません。普段は土の中で見えませんが、この根こそ大事で、この根こそ幼児期であり心とも言えます

人を育てるということは心を育てるということです。思いやりのある優しい心、純粋で真っ直ぐな心、柔和な心、反省・感謝する心など、人間の礎を築く大切な幼児期に大いなる仏さまを敬い、手を合わせながら育つ心があります。木々たちのように森のように大きく成長してほしいと願っています。

所在地

しょうしん月の森こども園
  • 〒899-8212
    鹿児島県曽於市大隅町月野3659-1
  • TEL・FAX : 099-482-3302