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つな引き大会「おもちのように粘り強く!」

楽しみにしていたつな引き大会の日。 当日の朝、子ども達は、とても晴れやかで清々しい表情。『今日はご飯たくさん食べてきたから力がでるよ』 『今日朝練習してきたから』と力こぶを見せる子ども達など、様々で待ちきれない様子でした。

つな引き大会が始まる前、新しい年が明けてからお仏壇にお供えされていた鏡餅が無くなっていることに気づきます。『どうして?』と言うばらぐみさんに、『きょうはかがみびらきだよ』と言ううふじぐみさん。もう一度鏡開きの意味、つなひき大会をする意味も知り、『供えられていた鏡餅をぜんざいとしておいしくいただきましょう』 『おもちのように粘り強く引っ張り合って、つなを引いて楽しみましょう』と心をひとつにしました。

つな引き大会は、友だちのことを応援すること、お互いを讃え合うこと、そして、負けることを感じても、ぐっと耐えて、これからの力にしていくという大きな経験をすることなど、心を育むとても大切な行事の一つです。

つな引きは、どうしても勝者と敗者が存在します。勝った時は嬉しい。けれど、負けたときは悔しくて、悲しくて、声に出して、涙を流して、気持ちを流してしまった方が、容易いことかもしれません。しかし、負けたことを感じ、涙をこらえて、心の深いところで‶これから"のための力、糧となれたら、これからの新たな挑戦に繋がるのではないかと思います。

友だちと引き合うことを純粋に楽しむ姿や、勝った相手、負けた相手に互いに拍手を送る合う姿、友だちの頑張りに『よくがんばったね』 『つよかったよ』 『あとすこしだったね』と声をかける姿、『がんばれー』と手を叩いて応援する姿。負けても、自分の頑張りに胸を張っている姿がありました。子ども達が見せてくれる姿はいつもドラマチックで、予想や期待を遙かに超えた感動があります。大好きなお友達と過ごす時間の中で、しっかりと心が育まれていることを、このつなひき大会でも感じることができました。

つな引き大会の後のおやつタイムは、みんなでぜんざいをいただきました。『これがおもちだ』 『これが鏡餅?』かわいい声があちらこちらからあふれていました。今年も一年元気にすくすくと成長してくれる姿が、綱を引く力強い姿から見えるようでした。